焙煎の第二段階 |
焙煎の第一段階は、基本的な焙煎を覚えることです。
生臭さ・えぐみ・渋みなどのマイナスの要素が無くなるように正しい焙煎方法を
実践してもらいました。
最初は、今まで覚えた焙煎と全く異なる理論でしたので、皆さんは大変とまどっていました。なかなか上手く出きず、相当苦しんでいましたが「絶対上手く行くので私を信じて頑張ってください。」と、その都度励ましながらやってきたのがやっと報われそうです。
皆さんは、元々焙煎についてある程度の理論と技術を持っていたので、そこで私の理論に対して疑心暗鬼な部分ももったと思います。事実私も途中でプロに教える事の難しさを痛感いたしました。
焙煎を教えるってこんなに難しいとは思っても見ませんでした。
5月にはいってようやく焙煎サンプルに効果が伺えるようになりました。
まず生臭さ・えぐみ・渋みなどのマイナスの要素が無くなりました。
ここまでが大変でしたが、こうなればしめたもので次の焙煎の第2段階に進むことが出来ます。
焙煎の第2段階は味づくりです。
この先は意外とスムーズに修得できます。
香り・酸味・こく・旨味・甘味をその豆の特徴をふまえながら、焙煎を工夫して味を構成していきます。これが出来るようになれば焙煎が楽しくてしょうがなくなります。
それが、終われば今度は深煎りの修得です。
焙煎の中で一番奧が深いと言えます。
それが終わって初めてブレンドの修得に入ります。
ブレンドは簡単でないです。奧が深いです。
まだ、5〜6人後がつかえて居るので大変ですが、皆さんの笑顔を思い浮かべるとシンドイなんて言ってられません。