コーヒーの美味しい淹れ方 |
最近お客様との対応で、正しいコーヒーの淹れ方を教えて欲しいと
言われて、にわかコーヒー教室をやったりしています。
考えて見れば、正しい淹れ方の基本は以外と知らない人が多い
んです。一般のお店でも自己流で適当な淹れ方の所が多いですし、
本や、コーヒー教室でも同じ様な感じですし。
そこで今日は、基本的なコーヒーの淹れ方をお教えします。
たったこれだけの事で今までと全然違った円やかでコクのある
コーヒーになりますので、練習してみてくださいね。
1. 豆の挽き加減
淹れる人数分によって調整します。
3〜4杯の時は中挽きでそれより少なくなるにつれ細かく挽き、
多くなるにつれ荒く挽いて下さい。
2. お湯の温度
沸いて来たら火を止め、30秒〜1分程待って85度前後になってから
注ぐようにしてください。新鮮な豆は特に温度に敏感で、温度が高い
と余分な苦み、酸味が出てしまいます。挽いてから日にちの経過した
物はやや高い温度が良いでしょう。
3. 淹れ方
最初に全体に染み渡る程度注ぎます。
挽きたての場合は、20秒程で膨れきります。
挽きたてでない場合は、30秒位を目安にしてください。
そのタイミングを逃さず2回目の抽出に入ります。
タイミングが遅いとお湯を注いだ時に陥没します。
中心から外側に大体5〜6回円を書くように注ぎ、外側に来たら今度は
外側から中心に同じように注いでください。
その時あわてて外側に行かないように、最初の1〜2回転は10円玉位まで
3〜4回転目でその倍位、最後の2回転で端から1センチ位内側に注ぎます。
1秒に1回転する感じでイーチ・ニーイ・サーンと数えながら一定のリズムで
注ぐとうまく行きます。
5〜6秒後に同じ用に3回目の抽出をして終わりです。
*注ぎ口を粉の面に出来るだけ近づけて注いでください。そうすると、とても
円やかで美味しく出来ます。逆に高い位置から注ぐと、トゲのある味に
なります。お湯は、粉の上に乗せる用に注ぐのがコツです。
*注ぎ方は少数杯の場合は細い目で多くなるに従って太い目にしてください。
*少人数の時は少し丁寧に、たくさん淹れる時は、太めのお湯で大胆に淹れて
ください。
*所要時間は大体1分位が標準です。