GRN1キロ焙煎機製造します。 |
図面は途中まで出来ていましたので一ヶ月半少しくらいで完成しそうです。
1キロ釜はショップローストで喫茶店の自家消費には調度いい大きさです。
今回はアマチュアの方からのご注文です。
う~ん、贅沢。
500g釜のスケールアップ版です。出来上がるのが楽しみですね~。
今年の3月からの台数を計算したら、なんだかんだともう9台目です。
もっとも、そのうちの3台は自分のですがね。
もともと自分の焙煎を突き詰めるために作ったので、売ることは考えずにいました。
これで、少しは自分のスキルも上がったと思います。
GRNの熱風焙煎機の簡単な理論はこんな感じです。
燃焼室を通過した空気だけ入るので、無酸素であり、均一化された高い温度の熱風になる。
(通常の焙煎機は冷気と、熱風を吸い込むので均一でないし、酸素を多く吸い込む。不完全燃焼のススと煙を吸い込みタールが発生する。)
ドラムの加熱による弊害も無い。(接触熱が少ない。)
ドラム・本体の温度が高くならない。
排気の調整がしやすい。
ドラムが厚い。
正確な排気風量をダクトで測れる(直径の4倍くらいのストレートの長さが無いとなりません。整流されていない場所では計る意味がありません。)
この理論で予測される結果は、渋みが無い、雑味が減る。焦げの無い深煎りが可能。径日変化が少なく、日持ちする。ピンポイント焙煎で無くなる。熱効率が良くガスの消費が少なくなる。
煙の発生が少ない。チャフの着火の危険が大きく減少する。少量焙煎が簡単になる。
深煎りのスキルが上がる。
結果は、予測と完全一致しました。
今後の課題は、卸販売の要請に対応するか、しないか。
完全熱風式の複雑な設計で1台一台全部手作りなので、他社のと比べると少し高くなってしまいます。
でもそれ以上の値打ちがあるのは会員さんで証明されました。
最初は、会員さんだけに販売することでGRNの存在価値が上がると思ってましたが、
本当に欲しい人に売らないのはやっぱり理不尽でセコイ考えだと思います。
まあ、今でも結構大変なので月1の製造で調度いいのかもね。
そうそう、サブダンパーは次回から無くなります。マックの方のパソコンが不調なので
カタログは後ほど修正します。
メインダンパーの工夫で上手く行ったので必要なくなったのです。