コーヒーの試飲。 |
今週は3回目で、今日は2件分やりました。
2~3日後にもう一件のが届きます。
テイスティングは結構大変ですけど、一番大切だしこれをしないと意味が無いです。
去年の今頃はなかなか飲み込めなくて辛いのも多かったですが、最近は
苦痛を感じるようなのは無くなって来ています。
まずはフジロイヤル5キロ釜直火
2キロ焙煎で大体シティーです。
イリガチャフ・・・綺麗な酸味でキャラクターもよく出ています。
たぶん煎りたてだと感じなかったと思うが酸味が重い印象です。
旨み・コクがもう少しあればいいバランスなのでちょっと惜しいです。
ガテマラ・メディナ・・・一般に言えばバランスのよい感じにも受け止めれるが
やはり旨み味・コクに成りきれない雑味を感じます。
ガテマラは酸味・旨み・コクの微妙なバランスが出ると良いのですが。
ブラジル・ブルボンアマレロ・・・・キャラクターは大分出てましたが特有のソフトで
透き通った感覚にはもう少し修正が必要です。
3つとも挽いた時の音の感触では、硬い音がしたのでやや膨れが足りてない感じです。
大分焙煎も安定してきたので、後はほんの少しの部分の修正でかなり良くなる
予感です。
フジの焙煎機での少量焙煎は難しいです。
ほんの少しのダンパーの違いで変わってきます。
焙煎機の固体でダンパーの感覚も変わります。
少量焙煎の場合は普通よりダンパーを閉め気味にしたほうが良い結果になりますが、
閉める度合いが微妙なんです。
この前のフジローヤル5キロ釜半熱風では1ハゼ後に0.1ポイント開けることで解決しました。
少量焙煎の場合は、1ハゼ後にニュートラルより少ししまった状態にすると、豆の芯まで
熱が入り、良く膨れ雑味が無くなり香り・旨み・こくが形成されるのです。
ここが上手くいけば、かなりいい感じになると思います。
次は3月終わりに納品したGRN5キロ釜での焙煎です。
一ヶ月前の焙煎サンプルと比べると大分焙煎が安定してきた印象です。
イリガチャフ・・・少し煎りが深いがベリーフレーバーもあり美味しい。
雑味が無くすっきりとした味。
せっかくの香り・酸味が少し弱いがそこの修正が出来れば言うことがなくなります。
タンザニア・ウンゴロゴロ・・・・悪くない。雑味無く全然美味しい。
ただ、酸味の良さと・甘味・コクが弱い印象です。
焙煎の上げ温度が少し高かったのか、あと少しでパーフェクト。
マンデリン・TABOO・・・惜しい!あともう少しで完璧。
マンゴフレーバーが綺麗に出てたけど酸味がもう少し引っ込んで・旨み・コク・苦味が出れば。
雑味は無いので、もう少し高い温度だといい感じになるか。