GRN焙煎機の秘密。 |
ホントはまねされるのがイヤで秘密にしようと思っていましたがバラしちゃいます。
GRN焙煎機はカッコイイだけじゃないんですよ。
ドラムとフロントパネルは厚手の高炭素鋼を使っています。熱伝導率がよいので
熱の均一化、蓄熱、放熱のバランスが良くなります。
熱風式バーナーによりドラムを必要以上に加熱しないので豆の表面焦げがおきません。
冷気がドラムに入ることなく整流された高温の熱風だけがドラムに入るので少量焙煎でもしっかりと焙煎できます。(特に冬の少量焙煎に効果あり)
どの量の焙煎でもコーヒーのディテールを確実に表現できます。釜温度も上がりすぎず安定した範囲の温度域を保ちます。
サブダンパーを調整することにより、どんな設置条件でも同じ排気風量に設定できるので、条件が違うところでも同じダンパー操作で焙煎できます。
メインダンパーは内部の負荷構造の見直しにより振り幅が広くなり微妙なダンパー操作が可能になりました。
冷却は最大風量で素早く冷やすことができます。
冷却層はブレンドの事も考え一回り大きくしました。(4キロ釜でミディアムロースト6キロまでブレンド可能)
温度計は、豆温度と排気温度共に0.1度単位で計測できます。これにより1秒単位で温度の上昇率の変化をとらえることが出来、ダンパー操作のタイミングを逃しません。
攪拌機は豆が引っかかることが少ないように設計しました。(実際に焙煎すると結構気になる部分です)
豆の排出口からチャフが出ないように密着度を高めました。
全ての焙煎機に単体のテストスプンを付けました。センターの部分では必ず豆がこぼれ出ます。(テスト機はセンターですが、もうすぐ取り替えます。)
組み立て時に隙間が無いようにして、隙間から熱が逃げるのを防ぎます。釜外部、燃焼室の断熱をしっかり作り込んだので放熱を防ぎます。(特に冬の少量焙煎に効果あり)
モーター類は機械内部に入れたため後ろの出っ張りがありません。
万一停電などで電力が落ちた場合は、電磁リレーが働きガスの供給をストップさせます。
サイクロンは小型ですが、4キロ釜・2キロ釜共にチャフタンクは20リットルあり密閉されている為着火の心配も殆どありません。ワンタッチでタンクごと取り外すことが可能です。チャフタンクは20リットルなので10回以上掃除しなくても大丈夫です。サイクロンは焙煎機の真後ろにも設置できます。
メーター類、操作型は一箇所の位置から全て確認操作できます。
4キロ焙煎機概要
生豆5キロ投入で深煎り豆4キロ焙煎できます。
W1050ミリ D 665ミリ H1370ミリ
サイクロン外径350ミリ チャフタンク外径400ミリ